よみもの

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2013年7月いわき市にIターンした小島和美さんに田舎暮らしのお話しを伺いました。

田舎暮らしで心豊かなセカンドライフ

人生は一度きり、子供の頃から憧れていた田舎暮らしを実現させ、
人が集まる憩いの場「ハイジの里山」を運営している小島ファミリー。
家族のように人が集まり農作物や草花を育てたり、
震災を経験したことで広がった交流から新たな生きがいを見つけました。
ハイジの里山
いわき市大久町に移住された
小島悦子さん(左 75歳)
小島和美さん(右 45歳)

都会の生活では味わえない田舎暮らしの魅力

埼玉県さいたま市で育ち、東京で長年お仕事をされていた和美さんは、いつか田舎で暮らしたいという憧れをもっていました。先に2008年からいわき市に移住していた両親の元へ、月に一度ぐらいのペースで訪れていたそうです。都会にいると感じることのできない大自然の緑を見ること、土に触れること、鳥の囀りなど全てが心地よく満たされた気持ちで時間が過ぎていました。2011年3月の震災後は両親のことを心配し、いわき市へ訪れる機会が増えました。その後、会社を休んで花供養のお手伝いをしたり、たくさんのボランティア活動に来てくれた人たちの一生懸命な姿を見る中で自分の意識が大きく変わったそうです。都会の生活の中では人との繋がりを特に意識することもなく、ボランティア活動に興味を持つことも無く暮らしていましたが、震災をきっかけに人との繋がりの大切さを実感することができました。前向きな性格の彼女は、都会暮らしからいわきに移住することを決断しました。

父が決めた大久町の山の景色

福島県いわき市を全く知らなかった彼女がこの地に移住することになったのは、2008年3月両親がいわき市に移住したことがきっかけとなりました。縁もゆかりもない土地を、知り合いの不動産屋さんから勧められ両親が訪れることになった際、全く乗り気ではなかったはずの父がこの土地の景色に一目惚れし決断されたそうです。生け花の先生をしていた母は、独自のフラワーアレンジメント教室で生徒さんが100人以上いたというとても社交的な方で、子供の頃から田舎暮らしに憧れていたこともあり、いわきへの移住に反対することはありませんでした。親戚も知り合いも誰一人いない見知らぬ土地へ突然の両親の移住が決まったことで、彼女といわきの繋がりができました。
両親がいわき市に移住する決め手となった山の景色

自然と共に人生を楽しく過ごす

移住することが決まってから毎週末いわきに通い、篠竹がびっしり生えていた山を開拓し、土の入替作業などを楽しんでいたというご両親。大変な作業だったはずですが、この頃からとても輝いて見えたそうです。4,500坪もあるこの土地を「ハイジの里山」と名付け地元の人や子供達が集まれる憩いの場にしたいという想いから、少しずつ農作物や花を育てていきました。両親が移住するようになってから彼女も「ハイジの里山」へ訪れるようになり、山に寝そべって自然の中にいることや見るもの全てにとても感動したそうです。埼玉にいた頃、仕事一筋で趣味もなかった父が、今は畑作業・木工・そば打ち・陶芸などをはじめて毎日生き生きしている姿を見て本当によかったと感じています。両親が生きがいをもって穏やかに暮らせるようサポートしたいという気持ちが自然と湧くようになっていました。
山を切り開き土の入替作業から始めた畑

新たな出会いで新たな生きがいを見つける

2013年7月いわき市にIターンした彼女は、ボランティアで訪れた人たちとの繋がりから地元の温泉旅館に就職することになりました。ご縁が広がり、新たな仕事や支援活動でたくさんの人たちと繋がりを持ち、「ハイジの里山」が心癒される憩いの場として利用してもらえるよう、笑顔の集まる場にするよう活動を行なっています。子供達が安心して遊べる場を作りたい、自然の中でいろいろな経験をして欲しい想いから、年に2回子供達を集めて冒険ラリーを行なっています。集まりがあると、地元の区長さん(元教師)が、授業では習わない自然のことを教え、また率先して協力する方々が集まるそうです。町の人たちと繋がりを持ち、「ハイジの里山」が人と人との繋がりの橋渡しになれるよう様々な活動をしています。
山の頂上まで開拓した遊歩道

人生の楽しみが広がる場「ハイジの里山」

震災前から一人ずつ親交を深め、育てた草花でフラワーアレンジメント教室を行ったり、手作りのピザ窯でお茶会を開いたり、人が気軽に集まれる場を作ることに一生懸命な母の姿を見て、彼女も人との繋がりの中に生きがいをみつけました。震災を経験して大変なことは数多くありましたが、全国から人が集まり、たくさんの人と出会えたことにより幸せで前向きになれたそうです。「いわきに住んでいる人たちと出会えたこと」、「いわきに来て仲間達が増えたこと」は最大の喜びとのことです。この土地に来たことを後悔したことはない、都会の暮らしに戻りたいと思ったことは一度もないと話してくれた和美さんご家族に出会えたことを嬉しく思います。「ハイジの里山」はこれからも多くの人々を受け入れ、多くの人々が癒され、また訪れたいと思えるとても素敵な土地となるでしょう。
フラワーアレンジメント教室に通う生徒さんの作品

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